2歳のハツカネズミの細胞をわずか1週間で6ヶ月のハツカネズミの状態に若返らせることに成功したそうです。

 

米国のハーバード大学とオーストラリアのニューサウスウェールズ大学との共同研究チームは、エネルギーを生産するミトコンドリアと呼ばれる細胞小器官に着目したところ、時間と共にミトコンドリアと細胞核間のコミュニケーションが減退していくことを発見、これが老化プロセスに関係することを突き止めました。

 

そして、年齢を重ねるとともに減っていくニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)という化合物をハツカネズミの細胞に注入したところ、老化の進行が停止し、さらに細胞の若返りが生じたということです。

 

研究チームのフェロー・ナイジェル・ターナー博士は「わずか1週間で老化プロセスが逆行するのを見たときは、ほんとうに驚きました」と話しています。

この成果は、人間でいうと60歳の高齢者を20歳の若者に変えるのに匹敵する「若返り」とのことです。

どのような効果があるのか

ターナー博士は、「今回の成果を聞けば、多くの人は200歳まで生きるための研究だと思うかもしれません。しかし、老化のプロセスを理解し逆行させる手法によって、癌・痴呆・2型糖尿病など細胞コミュニケーションが減退していく病気で細胞を活性化させることで、症状の進行を遅らすことができるかもしれません」と話しています。

今回の研究成果が、人が老齢期を健康的に生きることにつながるとの見解を示しています。

つまり200歳まで若いまま生きるための研究・実験というよりは、高齢になっても病気に悩まされることなく健康的に生きるための研究のようです。

私たちも若返るのか

ただ心配なのが、副作用です。せっかく若返っても、強い副作用に悩まされるのなら意味がありません。

それについて研究者たちは、NADが体内で作られる物質であることから人間に投与した場合でも副作用は最小限であると確信しているようです。

ちょっと安心ですが、他にも問題があります。

それは、1日当たり約5万ドル(=約520万円)という巨額の薬代が必要だということです。

そのために老化プロセスを逆行させる薬が、広く使われるようになるのは何年も先になりそうです。

おわりに

いかがだったでしょうか。SFの世界の話だったことが、現実になるかもしれないと思うと、なんだかワクワクしてきますよね。

しかし、どうせ若返りの薬が出来るから・・・と胡坐をかかず、日ごろのケアを怠らずにいようと思います。

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