【花粉症】といっても、その原因はさまざまで、人それぞれです。
特に近年の花粉症患者の増加原因はなんなのでしょうか?
今回は花粉症の原因と考えられている事柄を説明しています。
花粉症対策には、まずは自分が何が原因で花粉症になってしまったのか、また花粉症を予防するためにも、どのような生活を行っていると、花粉症になりやすいのかを知ることが大切なのです。
花粉症の主な原因
花粉症の原因となる植物は現在国内で約50種類以上、一説には約80種類もあるといわれています。
花粉症の原因植物は大きく樹木と草花に分けられ、代表的植物はスギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、シラカバなどですが、日本の花粉症患者の約80%はスギ花粉が原因で発症しているといわれており、いずれの植物も風によって花粉が運ばれるという共通点があります。
花粉症の増加原因は何なのでしょうか?
花粉症の増加原因は、日本におけるスギの植林事情が影響しています。
スギは植林後40年ほどで成木になり、花粉を飛散しはじめます。戦後に植えたスギが、いままさに花粉をまき散らしているのです。
国もこのような状況を問題視はしているようですが、農林水産省林野庁によると「予算不足の上、高齢化や後継者不足で林業従事者が減り、人工林の管理や手入れはなかなか進まない状況。その代わり花粉の少ない杉の開発などの対策は考えている」とのことですが、これらの効果が実感できるのは数十年後というのですから、気の遠くなる花粉症対策です。
しかし杉は何千年も前からあったのですから、杉だけが花粉症の増加原因とはいえないのも事実です。
車の排気ガス(ディーゼルエンジン)・工場などが原因の大気汚染。
ジャンクフード(ファーストフード)などの欧米化した食生活。
不規則な生活・ストレスの増加などによる生活環境の悪化など、戦前から環境が大きく変わったことも花粉症患者の増加原因ともいわれているのです。